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匠の世界

“ものづくり”は、精密さの追求に終始すると言っても過言ではない。 そこには、高技能者(匠)の研ぎ澄まされた感性と努力がある。 高度技能者をつくり上げるのは、 まず技能者となるべき人が自分の技能レベルを知ることから始まる。 そして原理原則に基づく不断の努力と先輩からのノウハウの継承が不可欠。 これらを身につけた者こそが真の技能者といえる。製造現場での最大の財産は「人」。 優れた技能は、過去から現在へ、現在から将来へと継承されてゆく。

ものづくりは人づくり

 

“ものづくり”の現場には、必ず師匠が存在する。さまざまな技能が、いわゆる徒弟制度の中で継承されてきた。 彼は長年携わってきたノウハウを手書きのノートにまとめている。日ごろの気づき、失敗、先輩たちからの教えが丁寧に記されている。ノウハウはノートで伝えられ、さらに彼のような先輩から後継者へ、より多くのことが教えられていくはずだ。旋盤加工の名工と呼ばれる高技能者は「一線で新しい技術に携わってこられたおかげ」と振り返る。「材料が鋳型でつくられているのか、プレス加工されたものかによって、旋盤加工やフライス加工の方法が異なります。切削時の音や熱にも気をつかい、数ミクロン単位での精度で加工する技術を身につけてきました」と話す。

 
 
 
 
 
 

 旋盤加工では温度上昇による膨張を考えて切削する必要があるため、加工時の温度を知り、その際の膨張を計算するという原理原則に基づいた切削条件を認識していなければならない。決して「カン」だけの世界ではない。「加工では、設定された加工条件のもと、1分先、30分先の状況が読めないと良いものはできません」とも語る。高度なコンピュータ数値制御の微細加工機が普及する現在も、人が介在する限り、熟練の技が必要である。変化するお客様の要求を満たす生産現場に、名工の存在は欠かせない。また、このような高技能者は後輩に教えること、継承することを惜しまない。高技能者は、次世代の高技能者たちに数々のノウハウを伝授する。1日でも早く高い技能を受け継ぐためには、まず、自分のレベルを知ることから始まり、先輩のレベルに近づく努力を重ねること。新人の一人立ちを、先輩たちは温かなまなざしで見守り続ける。そして、長い歴史の中で継承されてきた技能は、技術革新を喚起する。高技能者は、さらに高度な要求品質の実現へとチャレンジする。より高いレベルの製品は、生産技術とこれを補完する高度な技能が両輪となって、またこの両方が有機的に結びつき、実現される。